一部公開されたラブパトリーナの制作スタッフ。作品に影響の大きそうな、監督・脚本を中心に、過去シリーズとの違いを見ていきます。
ラブパトの制作スタッフから、作風がどうなるのかも簡単に考えてみます。
※当ページは、ラブパトリーナ開始前の2020年6月9日に書いた内容です
ポイント
- 多くのスタッフは継続
- ラブパトはファントミに近い作風?
このページの目次
ラブパト「主要スタッフ・制作体制は継続」
ラブパトリーナ制作スタッフ
総監督・監督:三池監督
制作プロダクション:OLM
オープニング・エンディング演出:田所 貴司
音楽:遠藤 浩二
キャラクタースーパーバイザー:前田 勇弥
ラブパトリーナ製作委員会:
タカラトミー、電通、OLM、テレビ東京、小学館、小学館集英社プロダクション、SL Square LLP(LDH JAPAN/ソニー・ミュージック)、ソニー・ミュージックエンタテインメント
ラブパトリーナの主要スタッフは、初代からまったく変わってませんでした。製作委員会の細かい表記はともかく、制作体制に大きな変化はないようです。
現時点では、企画やプロデューサーは発表されてません(番組のオープニングクレジットで確認されるはずです)
ラブパト「監督7名」数名の入れ替わり
歴代シリーズの総監督を務める三池崇史監督が、ラブパトリーナでも続投。
その他の監督も、多くが前作ファントミ同様の顔ぶれとなっています。
※ガールズ戦士シリーズは、エピソードごとに監督が変わる方式
ラブパトリーナ「監督」
- 三池崇史 / 兼総監督(4)
- 横井健司(4)
- 西海謙一郎(4)
- 倉橋龍介(4)
- 平野勝利(3)
- 原島孝暢(2)
- 山本英之(2)
※数字は歴代シリーズを担当した回数
多少の変更はありますが、全員過去シリーズを担当された監督で、新しい名前はありません。
過去に助監督で参加してる監督もいるため、ほぼシリーズ初期からのスタッフです。
前作ファントミとの違いは、
OUT:山口義高、松本弘
IN :山本英之
毎回数名の変更はあるので、特別何かを意図した変更(作風変更など)ではないと思います。
ラブパト「脚本4名」 → ファントミと全く同じ
ラブパトリーナの脚本を担当するのは、以下4名。
ラブパトリーナ「脚本」
- 加藤陽一(2)
- 青木万央(4)
- 松井香奈(4)
- 中園勇也(3)
※数字は歴代シリーズを担当した回数
前作ファントミラージュの脚本を担当した4人が、ラブパトリーナの脚本を引き続き担当することになります。
ラブパト「シリーズ構成:加藤陽一」→前作ファントミと同じ
脚本の中で最も重要なポジションになるのが、シリーズ構成。こちらもファントミ同様に加藤陽一さんが担当(ファントミ劇場版も脚本担当)
シリーズ構成の役割は、作品によって大きく異なるようですが、脚本の取りまとめや、作品全体の流れを決めることが多いようです。
シリーズ構成 → 大まかな流れ
脚本 → キャラのセリフ・行動
加藤陽一さんは、ファントミでは決めゼリフの産みの親でもあります。作品の雰囲気・方向性に大きな影響を与えてる人物と言えるでしょう。
日曜あさ9時『ひみつ×戦士 ファントミラージュ!』はヨツバが加わり、ここからも面白いエピソードが続きます。ファントミでは「イケない心、ちょーだいします!」「私のハート、ファンファンしてる!」「完全に始まってる!」等の決め台詞を作りました。ヨツバのアイテムゲットシーンもお気に入り。 https://t.co/Csgug30GRJ
— 加藤 陽一 Yoichi Kato (@yoichi_kato) May 11, 2019
ナレーターはファントミ同様「豊永 利行」
ナレーターは、ファントミラージュと同様に「豊永 利行さん」が担当
豊永 利行さんは、ワルピョコ団、ワルピョコの声も担当されます。
ラブパト制作スタッフ「総合的な感想」
制作スタッフで、1番ラブパトの作風を左右しそうなのが、シリーズ構成・脚本を務める加藤陽一さんの続投だと思います。
過去のシリーズ構成は、
- ミラちゅー、マジマジョ:藤平久子
- ファントミ、ラブパト:加藤陽一
藤平久子さんがドラマ
加藤陽一さんがアニメ
を中心に手掛けてきた脚本家で、作風にも大きな影響が出てたと感じています。好みはあるでしょうが、2人とも素晴らしい脚本家(藤平さんがリアルな学校生活の描写や恋愛要素、加藤さんは非日常的な予想を裏切る驚きの展開など)
※脚本以外にも、コンセプトストーリー、監督などの意向もあるはずです
加藤陽一さんの続投で、ラブパトはファントミに近い作風(初期作より)になるのでは?と考えています。
ファントミでコミカルなナレーションを披露した豊永 利行も続投。
彼のナレーションぶりで作風も明らかになりそうです。
ただ、加藤陽一さんの代表作品は、アニメだけでも50作以上の脚本(約半分がシリーズ構成)を手掛けています。
【代表作】「宇宙兄弟」「アイカツ!」「妖怪ウォッチ」「タイムボカン24」
※ファントミ、ラブパトで、女ボス、男部下2人の構成は、タイムボカンシリーズを連想します。
引き出しはいくらでもありそうな方なので、ある意味ラブパトがどんな作品になるのかは分かりません。
三池監督のインタビューを見ると、ラブパトにも笑いが盛り込まれるのは間違いないです。個人的には、どれくらいコメディーに寄せてくるのか?に注目してます。
ラブパトリーナのコンセプト「可愛い」が、どう影響してくるのかも分からないので、期待しています!