「AIが自分そっくりな声を合成し、作品を読み上げてくれる」と、今までにないコンセプトが話題の「コエモ(coemo)」
感想を一言で表現すると、コンセプトはすばらしいだけに「惜しい」と感じました。
目次
コエモ「実際に、AIアプリで声を作ってみた感想」
商品名 | コエモ |
---|---|
販売元 | タカラトミー(TAKARA TOMY) |
発売日 | 2022/9/29 |
対象年齢 | 3才〜 |
電池 | 単3電池x3本 |
セット内容 | 本体(1),スタートアップガイド(1) |
定価 | 12,980円 |
- 60種類の豊富なコンテンツ
- 本体がコンパクトでかわいい。持ち運びも
- 乾電池のみ稼働ながら、40時間は十分
- 利用までの準備が面倒(アプリ2つ必要)
- 一度に管理できるコンテンツは3つまで(要入れ替え)
- AIの声生成の精度は高くない(個人差あるかも)
本体とスマホアプリを連携して利用します。
- 自分の声を登録(15分程度 / 最初の1回だけ)
- スマホアプリから、お話を3つ選んで本体へ送る
- 本体のボタン操作で、お話を再生
- 収録コンテンツ:60種類(日本、世界の童話、オリジナルコンテンツ、寝るまえ体操、睡眠へ導く音楽など)
- 追加コンテンツ:120円〜販売予定(スマホから購入)
- 対応スマホ:iPhone、Android端末用のアプリに対応
- コンテンツ入れ替え:スマホから、本体へBluetoothで送信。本体には同時3作まで保存可能
- 本体ボタン種類:再生、次のお話へ、ボリューム調整、ライト調整
- 声色はかなり似たものになりますが、しゃべり方(その人の個性である声の強弱、間の取り方、イントネーションなど)までは再現されません。あくまでおもちゃとして、睡眠誘導装置としてお楽しみください。過度な期待は禁物
- 自分にそっくりな声で子供たちに話しかけてくれます。しかもこどもの名前を呼んでくれるお話もあり✨ さっそく使ってみると… こどもたちは「ママの声だ!」と大喜び。
- 声は似てるかと言われたら…微妙ですが、かわいいかたちとやさしい光ですぐお気に入りになりました。 寝かしつけも簡単♪気づいたら寝ていました。
- 60種類の豊富なコンテンツ
- 本体がコンパクトでかわいい。持ち運びも
- 乾電池のみ稼働ながら、40時間は十分
- 利用までの準備が面倒(アプリ2つ必要)
- 一度に管理できるコンテンツは3つまで(要入れ替え)
- AIの声生成の精度は高くない(個人差あるかも)
「AIが自分そっくりな声を作って、作品を読み上げてくれる」と、今までにないコンセプトが話題の「コエモ」
正確には、声をつくるのはコエモ(coemo)ではなく、スマホのアプリで声を生成します。
コエモでは、2つのスマホ用アプリを使います。
- コンテンツ管理
- AIで声をつくるアプリ
※ナレーター音声だけで使う分には、声をつくるアプリは不要
実際にアプリで自分の声を録音して、AIによって音声合成をしてみました。
AIで声を合成するには、10個以上の文章を録音します(アカウント生成/coemoアプリと連携など30分近くかかりました)
アプリ上で、声をアップロード。合成までしばらく待つと声ができます。出来た声とcoemoアプリを連携→本体と連携と、結構利用前の準備は大変で、時間もかかります。
録音する文章を増やすことで、声のレベル(精度)を上げることができるのですが、最大5のうち、2まで上げた範囲では、あまり精度向上を実感できませんでした。
もしかしたら、レベル5まで上げれば、もっと似てくるのかもしれませんが・・・。コエモの説明書には、声レベルの推奨値などの記述はありませんでした。(声の合成は、coemoとは別会社がつくったアプリ)
自分で読むには大変な朗読を、AIで実現する、とコンセプトはすばらしいだけに、肝心の作り出した声が…残念な結果に。
似てない上に、ロボット感もあります。せめて、どちらかだけでもマシなら良かったのですが…。
「あなたそっくりのコエをAIがつくります」のキャッチコピーで、期待しすぎたのかもしれません。
ただ、サンプルを聞くと、かなり精度は高いので、もしかしたら人によって出来が左右されるのかもしれません。また、coemo以前の問題で、アプリ側の問題なので、将来的に改善する可能性は一応あります。
現状では「声のそっくり度合いには、あまり期待しないこと」をオススメします。
※他の利用者の口コミを見ると、「かなり似てる」との感想もありました。
他にも、作品ごとに、ナレーター、成人男性の声(AI?)から、声が選べたり、子供の名前を設定できたり(作品による)。
おもしろい機能もあって、たしかに、普通の読み聞かせとは一味違う設計になってるとは思いました。
また、初期60作品は豊富です。作品追加も有料ながら、作品単位で安く買えるのは良い設計です。ただし、本体に3作品までしから保存できないので、アプリをつかって入れ替えが必要なのは面倒に感じました。(操作性はよくて、手軽に操作できます)
本体では「次の作品へ」ボタンで作品を再生していくので、作品数が多いと管理が煩雑になるので、あえて3作品にしぼってるのだと思います。
他にも、良い点・悪い点は細かい部分でいろいろありますが、正直声の精度の時点で語る気力が・・・。
2022年のおもちゃ大賞で優秀賞に選ばれましたが、審査員の方は実際に声を生成まで試されたのか、疑問に感じてしまいました。
購入者の方の口コミを見ると、「ママの声だー!」と喜んでる子供もいるとのこと。
私のやり方が悪かったか、相性が相当悪かったのかもしれません。
- 声色はかなり似たものになりますが、しゃべり方(その人の個性である声の強弱、間の取り方、イントネーションなど)までは再現されません。あくまでおもちゃとして、睡眠誘導装置としてお楽しみください。過度な期待は禁物
- 自分にそっくりな声で子供たちに話しかけてくれます。しかもこどもの名前を呼んでくれるお話もあり✨ さっそく使ってみると… こどもたちは「ママの声だ!」と大喜び。
- 声は似てるかと言われたら…微妙ですが、かわいいかたちとやさしい光ですぐお気に入りになりました。 寝かしつけも簡単♪気づいたら寝ていました。
コエモの類似商品
(あくまで個人的には)、読み聞かせおもちゃだと「ディズニードリームスイッチ2」をオススメします。
コエモが音声のみなのに対して、ドリームスイッチ2は「うごく絵本」。プロジェクターのように、壁に映し出した映像+読み聞かせが売り。
声は、プロのナレーターが収録したものですが、コエモのように事前準備やアプリも不要で、すぐに利用できます。
ディズニー作品のゆったりした映像付きの読み聞かせや、音楽・学習コンテンツなどが豊富な商品です。
映像がつくので、コエモに比べて高額なのがデメリットです。
-
ディズニー ドリームスイッチ2「前作との違い・6つの改良点と注意点」
続きを見る
参考ディズニー ドリームスイッチ2「前作との違い・6つの改良点と注意点」
コエモ「動画」
コエモの「使い方・遊び方」
- おはなしボタン(再生 / 一時停止)
- 矢印ボタン(お話を次へ)
- 音量調節(+ / -)
- ライトボタン
機能
- 音量設定:5段階
- LED明るさ設定:3段階
コンテンツ
【最安値】コエモの「価格比較」
サイト名 | 価格 |
---|---|
Amazon | 2,900円 |
楽天 | |
Yahooショッピング | 0円 |
ヤマダウェブコム | 11,198円 |
トイザらス | 11,999円 |
タカラトミーモール | 12,800円 |
コエモの「Q&A」
コエモの「対象年齢は?」
コエモのメーカー推奨年齢は、3才に設定されています。
作品の内容的には、2才くらいからでも良いかもしれません。
絵本の読み聞かせは、3ヶ月くらいの赤ちゃんから行ったりしますが、絵がなく音声だけになるので、言葉を覚える前の小さい子には退屈に感じるかもしれません。
コエモの「ISBNコードは?」
コエモのJANコード/ISBNコードは、以下の通りです。
コエモ「詳細スペック」
商品名 | coemo(コエモ)【日本おもちゃ大賞2022 エデュケーショナル・トイ部門 大賞】 |
---|---|
販売元 | タカラトミー(TAKARA TOMY) |
発売日 | 2022/9/29 |
JAN/ISBN | 4904810193234 |
対象年齢 | 3才〜 |
電池 | 単3電池x3本 |
箱サイズ | W18.5×H14.5×D17.0 cm |
商品サイズ | 12 x 13 x 9 cm |
商品重量 |
日本おもちゃ大賞2022 エデュケーショナル・トイ部門 大賞受賞!
パパやママそっくりなコエでたくさんのおはなしを読んでくれます。
最初に専用アプリで声を登録するだけで、そっくりな合成ボイス(=コエ)が生成されます。たっぷり60コンテンツ収録。
アプリ内で追加コンテンツの購入もできます。やさしいBGMと聞きなれたパパやママのコエが、お子様を安心させます。視覚に頼らず、耳で聞いて想像するため、お子様の聴く力・創造力を養います。手に馴染みやすい丸みのあるフォルムと柔らかな明かりは、お子様のおやすみ時間にもピッタリです。
※本文中の『パパやママ』とはおうちのかたすべての総称として使っています。
以上、「コエモ(Coemo)」の商品レビューでした!