「マジョマジョの方がファントミの◯◯より良かった!」
という意見もあるかもしれません。
マジマジョピュアーズやミラクルちゅーんずから観てきたファンからすると、ファントミラージュに否定的な意見を言いたくなる人もいるでしょう。
ただ、制作側もファンの心理は重々承知して、よりよい作品を目指して準備を進めていたはずです。
三池監督も次のように語っていました。
「3作品目となると、期待も高まると思うのですが、それを上回るものを目指しています」
制作側が改善を試みたと考えられる変更点から、個人的に気になった点を紹介します。
追記:10個を越えてしまったので、特に影響の大きい6個からご紹介
ファントミラージュ全話の感想まとめ「ネット評判&番組ハイライト」
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目次
CGがパワーアップして、コミック演出も追加!
前作マジマジョでも魅力だったCG。ファントミではさらに予算をかけて演出力アップに力をいれていると感じました。
ファントミでは漫画の演出も多様するようになりました。
子供がよろこぶ要素が増えた
前述のコミック演出もそうですが、ファントミラージュでは子供が喜ぶ要素が増えています。
- 「イケナイヤーはどこ?」
- 「EDのじゃんけん」
- 「コミックの演出」
どこかで見たことある要素ですが、制作スタッフは色々な作品から貪欲に良いところを取り入れてることが伺えます。
コメディ要素が強くなった
人によって感じ方は違うかもしれませんが、ファントミラージュはコメディ要素が増えたと感じます。
マジマジョも常に笑いは意識して作られていましたが、シュールというか変化球な笑いだった気がします。
ファントミは更に直球で分かりやすい笑いが増えたのではないでしょうか。
特に3話は、子供も大人も笑えるネタが満載でした。
子供が大好きなオナラネタ
文春砲のパロディネタ、こちらは大人向けの笑い
個人的に好きな文秋くんの張り込みシーン(笑)
もちろんファントミの可愛さ格好良さも重要ですが、これからも芸人ゲスト回が多数控えているので期待!
ナレーションが入って話のあらすじが分かりやすく
冒頭にナレーションで話のあらすじ説明が入りました。初めてファントミを見る人でも入りやすくなったのではないでしょうか。
ナレーターを務めるのは、声優の豊永 利行さん(34)。スピーディでコミカル風なナレーションなので、期待を盛り上げてくれる効果も。
テンポが良くなった
ファントミでは話の展開が早く、テンポが良くなったと感じます。主に編集の影響が大きそうですが、三池総監督はじめ、監督はマジマジョの頃から変わっていません。
意図的に編集や演出に改良を加えてきたのでしょうね。
前作のティアラさんがティアラショップから出れなかったのに対して、ファンディーは外に出ることができるので、ファントミとのコミュニケーションもテンポアップした気がします。
個人的に前作のジュエルショップは好きでしたし、ファントミでもアジトのシーンはありそうですが。
ファントミ3人が揃うまで時間をかけて飽きさせない
マジマジョでは1話目から3人が登場しましたが、ファントミでは少しずつメンバーが増えていく展開に。
賛否両論あるかもしれませんが「次のメンバーが気になるから次回も見たい」という人が増えると思います。
4話でヨツバ登場、7話でマジマジョ登場、11話でフウカ登場
シリーズからのファンも飽きさせないような展開になっていると思います。
恐らくこの後に追加メンバーも控えているでしょう。
ファントミラージュ全話の感想まとめ「ネット評判&番組ハイライト」
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その他の細かい変更
中には「改良」とは言えない変更が含まれるかもしれませんが、細かい変更点を紹介していきます。
学校シーンの洋服が「私服」→「制服」になった
マジマジョのときは学校シーンも私服だったので、一見小学生にも見えてしまいました。予算の都合だったのでしょうか?
ファントミラージュは、制服で中学生ぽさが出てると思います。
幼児や小学生からすると、制服は大人の女性という感じで憧れがありますよね。小学生のファンも増えるといいですね。
マスコットキャラの役割が増えた
イケナイヤーを倒した後に手に入れるギャークジュエル。
くまちぃには、ギャークジュエルを帽子で回収する大事な役目ができました。
※前作マジマジョでは「ホーキーズ」というキャラが出ていましたが、敵を倒した後だけに登場するので唐突感があった気がします。
変身後の名前がついた
ファントミラージュは、正義の怪盗として世間に名前が知れていくようなので、名前を呼ばせる必要があったのでしょうね。さらにプリキュアに近づいた気がします。
戦ってる間、人々が近くにいるので本名で呼びあうわけにいかない、というのもあるのでしょう。
クラスメイトから「ファントミハート、カッコよかったよな〜」とか言わせたりすると、ひみつの戦士っぽさが増す気がします。
あと、子供が変身ごっこで真似するときも、変身後の名前があった方が盛り上がるのかもしれません。
マジョカジュエル相当のアイテムが1種類→2種類に増えた
マジョカジュエルは、変身用と魔法用の2種類ありました。しかし、見た目が一緒だったので、分かりにくかった気がします。
今作ファントミラージュでは、ひみつキーとファントミリングの2種類で明確に分けてきました。執筆現在、現物は見ていませんが、かなり練って作られていることが伺えます。
ひみつキー全24種&ファントミリング解説・全一覧【ひみつアイテム】
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3作目の情報公開が遅くて、シリーズが続くのが不安でしたが、実際には水面下でかなりコンセプトの練り込みは行われていたのでしょうね。
おもちゃ関連は、他にもあげようと思えばいくらでも細かい改良はされてるのでしょう。
人前で戦って、ファントミラージュが人々に認知されるようになる
マジマジョでは、堂々と人々の前で戦うことはなかったと思います。
操られてる人たちの前で戦うことは、多々ありましたが。
妹に姿を見られそうになったとき、眠りの魔法も使ったりしていました。
今作では、毎回なのか分かりませんが、人々の前で戦うようです。
毎回だとしたら、エキストラが大変そうだな〜と思いました。
メンバーの名前に色が入って覚えやすくなった
名前に色をイメージできる色が入って、覚えやすくなりました。
- 「桜衣」・・・桜のピンク(桜色)
- 「明日海」・・・海のアクアブルー(水色)
- 「紫月」・・・紫のパープル(紫色)
前作もモモカ、虹色などはありましたが。追加メンバーにもしっかり入れてくる気がします。
肝心の幼児たちは漢字が読めないので、大きな改良とは言い難いでしょうか。
初期メンバーから黄色がなくなって紫が追加
黄色の代わりに、紫が初期メンバーになりました。
マンネリを避ける意味もあるでしょうが、売上の問題によるテコ入れと見ていいでしょう。
ミツキは好きなキャラだったので、「改良」とは言いたくないところですが・・・。
正直、黄色のグッズや衣装が売れ残っていたのは、事実ですからね。
現時点のマジマジョのコスチューム実売価格(Amazon)を見ても、
- 黄色・・・5,000円
- 紫色・・・8,000円台と大きく離されています。
売上の数字を見ている製作元が、この事実は突きつけられていることでしょう。
EXILEグループから配役
EXILEから関口メンディーさんが参加していますね。ますますLDH色が強くなりました。今までもEXPGのスクール生がエキストラ参加などはありました。主演メンバー以外で、重要メンバーにLDH勢が参加するのは初めてだと思います。
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この件も、演技を見てみないと改良なのかは分かりませんね。知名度の高い俳優を使える(ギャラも割安?)のは、LDHの利点と言えそうです。
敵サイドのキャラが減った?
現時点で公開されてるファントミラージュミラージュの敵側キャラは、逆逆警察の3人しかいません。
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マジマジョの敵陣営は、手下3人+ボス1人でした(ボスは合計3人)。
ファントミラージュでも、ラスボスはさすがにいるでしょうが、普段は3人で回していくとなると、人数が減ることは間違いなさそうです。ここで浮いた予算を他に回すのでしょうか。
敵陣営の魅力は、ガールズ×戦士シリーズの魅力なので、力を入れて欲しいところです。
制作スタッフが一部変わった
三池崇史総監督と、監督勢は続投ですが、脚本、企画のスタッフに変更があるようです。
これは改良なのか分かりませんが、良い結果になることを願いましょう。
まとめ
番組開始前なので、細かい点になったかもしれません。
「中には改良とは言えないだろ!」とツッコミを受けそうな項目も多かったかもしれません。
「むしろマイナスだろ!」と思うような面もありますが、番組が始まってから、改良か改悪だったのか結果を見守りましょう。
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